犬 社会化
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| 犬の社会化 |
犬という動物は、以前は群れでくらしていたので、無駄な争いを避けるために、
犬同士のコミュニケーション能力を発達させてきました。
もちろんこの能力は、生まれながらに身につけているものではなく、
母犬や兄弟犬と一緒に過ごすことによって学んでいきます。
そして、「犬社会のおきて」を学んだあとに、今度は人間社会に適応できるように育てていく
必要があるのです。このように、子犬が社会に馴染んでいく一連の流れを「社会化」といいます。
また、この社会化に大切な生後およそ20〜90日までを「社会化期」と呼びます。
☆以下、社会化期について簡単に見ていきましょう。
○ 生後およそ20日までは、母犬のもとでいっぱいの愛情を受け、
少しずつ兄弟犬への関心も出てきます。音も聞こえ始め、どんどん成長していく時期です。
このころから、少しずつ人の手に慣らしていきます。
○ 生後20〜30日くらいに離乳が始まります。
ものごとを認識することができるようになり、いろいろなものに興味を持ちはじめます。
○ 生後30〜50日は、周りへの好奇心が強くなる時期で、
身近な人間の声に反応したり、人間を見分ける力も備わってきます。
○ そして、生後50〜90日あたりが、人間のしつけを教え込むのに最適な時期です。
⇒子犬の心が発達し、さまざまなものを吸収していきます。
この時期のしつけが一生を決めるといってよいでしょう。
このときに間違った育て方をすると、その後に正しく直していくことは難しくなります。
また、子犬の兄弟の間でだんだんと序列ができはじめます。犬社会のしくみを学ぶのです。
ただ、序列の低い子犬の中には、目立って臆病になる犬も現れはじめますから、
その前に母犬や兄弟犬から離し、人間が育てるようにしなければなりません。
そして、この頃には人間がリーダーであることを、子犬にきっちりと教えていく必要があります。
○ 生後80〜90日の予防接種が終わるまでは、子犬は外に出さないのが一般的ですが、
子犬の社会化には、生後90日くらいまでが最も重要な時期です。
なので、この時期の子犬には、いろいろな経験をさせてあげることが大切なります。
この時期に外に連れ出し、たくさんの刺激を与えた子犬は、人の環境にもすぐに慣れることが
できます。
しかし、この時期は母親のお乳からもらった免疫がちょうど途切れる頃で、
感染症や病気にかかりやすい時期でもあります。
だからといって、この予防接種が終わるまで待ってしまうと、大切な時期を終えてしまいます。
病気への感染が心配ですが、最近ではワクチン接種も一般化しているので、
犬が通らない道などを抱いて外に連れ出すのがよいでしょう。
また、「あま咬み」にも注意しておかなくてはいけません。
あま咬みは、幼い犬としてはごく自然なスキンシップですが、子犬が人の注意を引きたいときに、
あま咬みするようになってしまうので、早い時期にやめさせておきましょう。
あま咬み自体は犬にとっては好意的な感情表現なのですが、
人間との生活においてはいけないものとして教えることが大切なんです。
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